ラン科植物26000ののほとんどはミニオーキッドである。
大きな身体になるランは種属全体からみれば少ない。
産業になれる蘭という目線からみれば、5大属ということになる。
他のランではほとんど使いものにならないとされてきた。
その中から一部拾い上げられ・・・・鉢物として生産されているものもあるが、
主流にはなりえない。

そういうことで、日本に導入されているミニオーキッドは、
一部愛好家が栽培するランということになる。
日本の住宅は狭い。
温室も小さい。
そこでランを愛好するとなれば・・・メダカ・・・のような小形ランとなる。
この小形ラン。
伊達や酔狂で・・・・小さくなったのではない!
カワイイ・・・というのは、ラン愛好家の・・・大きな勘違いである。
実は・・・負け組み植物の悲哀の姿である。
こういう小形ランは・・・小さな鉢に水ゴケで植えている。
なぜ、水ゴケでも育てらるのか・・・・
こういう小形ランの自生地は、非常に貧乏な環境である。
そこで細々を生命をつないで生きられるように進化した。
つまり貧乏に適応しなければ・・・・生き続けることが出来なかったのである。
当然、こういう貧乏なエリアでは、身体の大きい植物は生存できない!
そういうことで、着生する・・・こういう場所は、小形ランの独壇場になる。
こういう状態を見て、ラン愛好家は・・・天空の楽園・・・と見る。
愛好家は・・・大きな勘違いをする生き物!
そのようにランは見ているかも知れない。
愛好家とは身勝手な勘違いをする生き物である。
蘭の自生地より・・・自分の我が家の温室が、
ランは喜ぶと想って・・・足しげく温室に通う。

この小形ラン。
SUGOI-ne栽培で無造作に作れることが解かってきた。
その栽培法は
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小形ランの自生地を観察すると、
地生ラン、着生ランもラン菌による僅かな炭素循環が構築されている。
だからこそ、こういう場所でもプロトコームが生きて、葉を出すことが出来た。
小形ランにも例外なくプトトコーム時代があるのである。
そういうことから、小形ランをSUGOI-neで栽培する場合、
SUGOI-ne2号ゴールドを使う。
SUGOI-ne1号では栄養がありすぎるからである。
大切なことはSUGOI-neの厚さを5cm以内にする。
非常に浅い状態にする。
このための方法として、防草シートの丸めたものを鉢かけ代わりに鉢底に入れる。
SUGOI-neの厚さが5cm程度になるようにする。
このようにすると、ランは、岩の上のコケ、枯れ葉の層、
樹上の樹肌のコケ、枯れ落ち葉の層のように、
非常に喜んで根を伸ばす。
この浅いSUGOI-neの層は、素晴らしい毛細管現象と通気性と、排水性で、
根の細い小形ランに最適な通気をもたらす。

年中、オシボリの湿度にすれば、大成功となる。
大きい鉢を使うこと。
皆さんも栽培してみてください。
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 小形ランと炭素循環 
        
 
         
 負け組み植物が
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